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ヒトiPS細胞から培養上皮細胞シートを作製して角膜上皮疾患モデル動物(ウサギ)へ移植、その有効性を確認した大阪大学の眼科チーム。「iPS細胞の臨床研究では網膜色素上皮細胞シートの移植が先行していますが、私たちは角膜でこれに続きたい」と語るのは、林竜平氏。iPS細胞の分化誘導は、理化学研究所の研究者らが開発したSDIA 法(Stromal cell-Derived Inducing Activity)等を参考にし、Gibco®のKSR (KnockOutTMSR)を用いた無血清培養で行っています。Read More
「主な解析対象は数百ベースなので、ク ローニング済みの人工遺伝子よりも、2週間で届くDNAフラグメント合成サービスを利用するようになりました」と京都大学の吉村成弘氏は話します。吉村氏の研究テーマは、核膜孔を介する物質輸送。タンパク質や核酸の細胞内局在の制御に重要な役割を果たす、このシステムの全容を基礎研究で理解し、応用へ活かすことを目指しています。Read More
東京農業大学の醸造環境科学研究室は、日本の大学の中でもただ一つ「醸造」の名を冠している醸造科学科に所属しています。「私たちの研究室では、水素やエタノールといったバイオ燃料を生産する酵母やバクテリアを研究中です」と大西章博氏。環境に配慮し、伝統技術である醸造学を駆使した、新エネルギー開発へのアプローチを、大西氏に伺いました。Read More
心筋梗塞や拡張型心筋症の治療を目指す心筋再生医療。ES細胞・iPS細胞から心筋細胞をつくるとき問題になるのが、分化誘導の過程で残る未分化幹細胞です。移植後にがん化する危険のある幹細胞を除去し、心筋細胞だけを大量に集めたい。慶應義塾大学の福田恵一氏はこのニーズに応え、2012年Cell Stem Cell誌に、心筋細胞を大量に純化精製する新手法を発表しました。Read More
横浜市立大学の臓器再生医学研究グループの武部貴則氏は、「驚きだったのは、移植すると即座に血管が流入して成熟化のプロセスがはじまること。生体内でも同じように肝臓の基は血管ができる前にできており、その後血液が流入して成熟した肝臓になっていきます。私たちの系では、そのシステムを試験管内と生体内に切り分けて模倣できた」と語ります。横浜市立大学の臓器再生医学研究グループ(教授:谷口英樹氏)は、世界で初めてヒトiPS細胞から血管構造を持つ機能的なヒト臓器を創り出すことに成功。世界中の多くの再生医学研究者が、iPS細胞を組織の主要な機能を有する実質細胞に分化させることを競う中、研究グループは、iPS由来細胞を含む未成熟な複数の細胞を共培養し、臓器そのものから創り始めました。Read More
「EVOS®システムを選んだ決め手は、使いやすさでした」と話すのは、慶應義塾大学理工学部で助教を務める笹澤氏。昨年の夏、彼女の所属する研究室では、EVOS® FL セルイメージングシステムを導入しました。笹澤氏は、現在、神経細胞でオートファジーを誘導する低分子化合物を探索中です。 Read More
小脳から脊髄にかけて神経細胞が徐々に消失し、運動失調をきたす脊髄小脳変性症。日本の患者数は約25,000人。その約3分の1が遺伝性でありながら、治療法の確立されていない難病です。「医学部の研究の本質は患者を救うこと。とにかく病気を治したい。私が この研究をしているというだけで励みになる、という患者さんもいるのです」と話すのは群馬大学の平井宏和氏。脊髄小脳変性症の根治的な治療を見据え、遺伝子治療法の開発に取り組んでいます。Read More
角膜の上皮が事故や病気で傷つき供給されなくなってしまう角膜上皮幹細胞疲弊症。この病気で失明した患者さんの回復を目指し研究に邁進するのが、東京大学医学部の横尾誠一氏です。傷ついていない片方の目から組織を少量採取し、角膜上皮幹細胞を単離。そこから角膜上皮の細胞シートを培養して患者に自家移植することを目指して、 研究を進めています。Read More
東北大学大学院薬学研究科の准教授、平塚真弘氏は、一度に30種程度の薬物代謝酵素の遺伝子多型バリアントを同一条件で機能評価できる系を立ち上げました。医薬品の効果や副作用をもたらす個人差の基になる酵素の機能変化解析について効率的な研究手法、そして新しく立ち上がった「生活習慣病治療薬学分野」を紹介しています。Read More
6月2日日曜日、14人の中高生がライフテクノロジーズジャパン本社で実験や社員との交流会に参加しました。これは日本科学未来館の会員(クラブMiraikan)向けの「リアルラボ」というイベントであると同時に、ライフテクノロジーズにとってはDAN Anniversaryの記念企画でありグローバルボランティアデイの一環です。Read More